燕三条地場産業振興センター(理事長・国定勇人三条市長)は、28日午後3時から同センターで記者会見を開き、東南アジアの拠点づくりとして佐賀県武雄市など各自治体と共同でシンガポールに事務所を開設することをはじめ、同センターの関連する事業など6項目を話した。
シンガポールへの事務所開設は、海外展開における東南アジアでの拠点づくりについて、方向性や考え方の一致する6つの自治体とともに10月下旬、開設予定。参加自治体は、今後5つほど増える予定。
同事務所は、シンガポールに拠点となる共同事務所として、地域商品の販売開拓や市場調査などを行うとともに、将来的なマーケット拡大を視野に東南アジア諸国での公的支援機関との人的交流を図り、現地ニーズの発掘や市場調査を進める。
レンタル・オフィス内での開設で、現地駐在員として、武雄市から出向する職員1人を現地に派遣。1団体あたりの設立費用は約20万円で、運営経費として月に12万円を負担する。短期的にみれば、見本市や商談の情報を得ること、また、長い目で取りくんだ場合は、東南アジアの各国幹部との関係を深めていくことを期待した。
このほか、9月6日から10日の「メゾン・エ・オブジェ」にパリの見本市「メゾン・エオブジェに初出展、9月19〜20日に開催する「燕三条ものづくり連携フォーラブ」、9月3日に事業説明会を行う新潟DNA「リ・デザインエキシビジョン2014」の開催、9月14日、15日の2日間、燕三条Wingで燕三条カレー産業博の割り込み企画「レトルトカレー総選挙&利きカレー大会」、まちあるきの新コースなどを紹介した。