燕市国上、道の駅国上のふれあいパーク久賀美では、このほど作付けを委託して作っているそばを使ったオリジナルスイーツの第二弾、冷たくてのどごしのいい「そばようかん」を同所「味処 花手まり」で発売した。
地元産そば粉百パーセントに寒天、砂糖、水で作ったようかん。ほんのりとそばが香ってわずかに甘みがあり、そのままでも食べてもおいしいが、ようかんの強い甘みをイメージする人もいるので、北海道産のつぶしあんを添えた。8月22日に100円で発売した。
猛暑が似合うスイーツなので夏前に発売したかったが、試作を重ねた結果、夏の終わりにずれ込んだ。まだそれほど売れていないが、食べた人にはさわやかな甘さやヘルシーさが好評だ。
ふれあいパーク久賀美では、地産地消の推進もあり、数年前から近所にある大河津分水の残土が盛られた土地にそばの作付けを業者委託している。そこで収穫したそば粉を使った「味処 花手まり」のそばは人気メニュー。近年は月2回、十割そばも提供している。
しかし、そばメニューだけでは収穫したそば粉が余ってしまうため、有効活用しようと一昨年からオリジナルスイーツの第一弾「そば粉アイスクリーム」を販売。そば粉の風味に加えて、もっちりした食感が好評で、それに続く新メニューをと今回、そばようかんを開発した。
そばは毎年10月中旬に収穫し、11月後半からメニューに新そばが登場する。道の駅国上と言えば「そば」と言われるほど、そばを前面に打ち出しており、「まだまだ残暑が続くので、ぜひそばようかんを味わってほしい」と来店を待っている。