燕市は一般会計9月補正予算を編成、総額11億5,094万7千円を9月議会に上程する。
国の緊急経済対策に伴う「地域の元気臨時交付金」の1次交付額が確定したことから、これを財源にさらなる地域経済の活性化を図るため、地域からの要望が多いインフラ整備の生活道路の舗装や消雪施設の整備、下水路整備をはじめ、早急に対応すべき事業費などの補正予算を議会へ上程する。
経費別内訳は、これら政策的経費が1億9,273万3千円、ほかに財政調整基金が8億1,688万2千円、減債基金積立金が8,079万1千円で、補正後の一般会計予算額は364億4,245万5千円となる。
政策的経費は、定員29人以下の特別養護老人ホームが五千石地内に開設されるのに伴う支援事業補助金(1,595万円)、キャンセル待ちが続く燕霊園墓地に240区画を整備拡張する事業(5,077万4千円)、三条燕インターの高速バス乗り場駐車場整備調査事業(600万円)、空き家の解体撤去・改修費助成(340万円)、スワローズカップ派遣事業(120万9千円)など。
三条燕インターの高速バス乗り場駐車場整備調査事業は、三条燕インター付近に路上駐車して高速バスを利用する人が多いことから、市営駐車場を整備するもの。5、60台規模の収容を検討しており、今回、調査を行って来年度の当初予算に盛り込みたい考えだ。
空き家の解体撤去・改修費助成は、解体は50万円を上限に事業費の2分の1を5軒ほど。改修は30万円を上限に3分の1で3軒ほどを補助する。
スワローズカップ派遣事業は、東京ヤクルトスワローズと関係する自治体間で行われる「スワローズカップ少年野球大会」に燕市の少年野球チームを派遣する。派遣するチームは市内で予選大会を開く考えだ。