燕市がことし2月に協定書を締結して民間施設での太陽光発電のマッチングを行った「燕子ども応援・おひさまプロジェクト」が30日、民間施設全5施設が稼働したことからその竣工セレモニーを行った。
プロジェクトは、市内企業の屋根に太陽電池パネルを設置する屋根貸し事業者と発電事業者を募集してマッチングを行い、屋根貸し事業者5社、発電事業者3社で協定書を締結し、稼働に向けて設置を進めてきた。早いところでは6月5日から稼働し、30日ですべての施設が稼働したことからこの日の竣工セレモニーとなった。
竣工セレモニーは屋根貸しと発電のそれぞれ事業者が出席し、鈴木力市長から各事業者に屋根の上に太陽電池パネルが設置されたようすを上空から撮影した航空写真のパネルを手渡した。
屋根貸し事業者は、発電事業者からの賃料収入の20%以上を「燕子ども夢基金」へ寄付します。 3.寄せられた寄付は、「Jack & Betty プロジェクト」の中で、子どもたちを親善大使として海 外に派遣する費用に活用する予定です。
屋根貸し事業者は、「近くの原子力発電所を稼働させないようにという思いで参加した」、「パネルを設置することによって直射日光を遮る形になり、工場内も随分、涼しくなりました。太陽の恵みをいただいて地域の貢献をして、かつ社員も喜ぶという、非常にいい効果を得られた」、「今後は自社でも発電したい」などと話していた。
5施設を合わせた発電量は1.35メガワットになる。屋根貸し事業者は、発電事業者からの賃料収入の20%以上を「燕子ども夢基金」に寄付し、寄せられた寄付は、「Jack & Betty プロジェクト」で、子どもたちを親善大使として海外に派遣する費用に充てる。