8月27日から行方不明になっていた燕市粟生津に住む中学校3年生の男子生徒が9月1日午後7時半、無事に自宅へ帰った。
行方不明になってから6日目の帰宅だったが、燕署によるとけがはなく、衰弱しているようすもなかったという。やや興奮していたこともあり、日をあらためて事情を聞くことにしている。
男子生徒は27日午前、学校へ行くと言って自転車に乗って家を出たまま、行方がわからなくなり、夕方になって家族から燕署に届け出があった。夜から警察や消防で捜索の体制をとり、翌日から大がかりな捜索を始めた。
行方不明になった翌日には、近所の神社で男子生徒の自転車とかばんが放置されているのが見つかった。付近の空き家の捜索や水難事故も想定して県警ヘリコプターでも捜索も行った。
燕市では家族の依頼を受けて行方不明翌日から毎日、男子生徒の家の周辺で、防災行政無線で男子生徒に関する情報提供を求める放送を流していた。燕署では事件性はないものと見ている。
同じ時期に三重県で見つかった女性の遺体が行方不明の中学生であることがわかったり、男子生徒が行方不明になったのと同じ日に行方不明になった市内79歳の男性が川で水死しているのが見つかったりしていただけに、関係者はとにかく無事に帰ってきたことにほっとしていた。