燕・弥彦総合事務組合消防本部(管理者・鈴木力燕市長)は2日、火災を早期発見して大きな火事になる前に食い止めた燕南野球スポーツ少年団に感謝状を贈った。
2学期の始業式にあわせて、同スポーツ少年団の団員が通う燕南小と燕東小でそれぞれ感謝状の贈呈式を行った。鈴木市長、斉藤広吉市議会議長、上原洋一教育長、長谷川聡消防長を訪れ、同スポーツ少年団団員の燕南小児童13人、燕東小児童7人が登壇し、代表して監督の会社員野口直樹さん(43)=燕市南7=が鈴木市長から感謝状を受け取った。
鈴木市長は、児童が大きな火事になる前に火事を早期に見つけたことを「お手柄でした」とほめ、火事に限らず、いじめも見つけたらすぐに連絡するよう求め、さらに家の人に火災報知器を取り付けるように話してほしいと求めた。
8月2日、燕市南6の住宅で火事があった。同スポーツ少年団が燕市少年野球場=燕市南7=で練習、キャッチボールをしていたときに燕東小6年山崎祥之介君が黒い煙が上がっているの見つけた。「異常なほど煙が上がっていておかしいと思った」と山崎君。「すぐにコーチに言うと、そしたらみんなも火事だ!って言って」。119番通報するとともに指導者らがバケツリレーなど消火活動も行い、ベランダが焼けたていどぼやですんだ。
監督の野口さんは、「付近は空き家もいっぱいあるので、早く見つけなかったら大火事になっていたんじゃないでしょうか」と、子どもたちの発見が功を奏したと話していた。、
また、燕・弥彦総合事務組合消防本部は昨年7月にも下校途中に煙の出ていた家を見つけて通報し、火災を未然に防いだ燕市立燕西小学校の5年生女子3人に感謝状を贈っている。