昨年に続いて2回目の燕三条カレー産業博が14、15の2日間、燕三条地場産業振興センターで開かれる。昨年の「B to B」からことしは「B to C」に基本路線を変え、ものづくり展示・販売をはじめ、燕市出身で燕市PR大使に就任したばかりのキラー・カンさんによるカレーライス無料振る舞い、アウトドア用品の展示やワークショップといった新しいイベントも用意する。
メッセピアの多目的大ホールと駐車場、メッセピア裏手の三燕みどりの森公園を会場に14日は午前10時から午後5時まで、15日は午後4時まで開催。三条場外発券所とアークランドサカモト駐車場と会場をそれぞれ結ぶシャトルバスを運行し、シャトルバスを利用した1日先着500人にスプーンをプレゼントする。来場者にも1日先着1,000人に名入れした2種類のカレースプーンのうちいずれかをプレゼントし、会場のグルメ屋台村で使い心地を確かめてもらう。
「燕三条とカレーの歴史」はパネル展示。会場を巡回してもらおうとスタンプラリーを行い、スタンプを集めた1日先着500人に記念スプーンをプレゼントする。
「ものづくり展示・物販」では地元企業37社が出展、「グルメ屋台村」では23店舗が出店。「レトルトカレーマルシェ」では28のアイテムのレトルトカレーを販売する。
14日はキラー・カンさんがカレーライスを無料振る舞い。翌15日は昨年に続いて海上自衛隊カレーを無料で振る舞う。午前11時からと午後3時からの2回、各200食限定で、それぞれ45分前から事前引換券を配布する。
「モノづくりワークショップ」では、アルミ缶を切って折り鶴などを作るアルミ缶クラフトと、彫金の「木の葉のブックマークづくり」を行う。アルミ缶クラフトはできるだけ事前に申し込む。音楽イベントは昨年に続いて「ゴールデンステージ」を行う。
三燕みどりの森公園では、パール金属の協力でアウトドア用品を展示。15日は同時開催でNPOみどり緑が「ピクニックから始めるアウトドア用品」を行う。
「レトルトカレー総選挙&利きカレー」は燕三条ウイングで午前11時からと午後2時からの2回、行う。5種類のレトルトカレーを利きカレーしていちばんおいしかったものに投票し、利きカレーの全問正解者には賞品を贈る。
ことしも燕三条カレー産業博の開くことについてプレス発表会が2日開かれた。実行委員会を三条、燕の商工会議所と燕三条地場産業振興センターで組織する。実行委員長の三条商工会議所の木村文夫専務理事は「カレーという食を通じて燕三条のものづくりが地域文化と来場者の皆さまに楽しんで燕三条のことを良く知っていただきたい。結果的には燕三条の製品を消費者の皆さまから使っていただきたい」と話した。
昨年は燕三条の企業の製品をバイヤーに紹介する「B to B」をメーンとしたのに対し、ことしは「B to C」を打ち出したことについて木村専務理事は、それほど明確に区別するわけではないが、「エンドユーザーからB to Bにつながるわけなので、まずはエンドユーザーに燕三条の製品を使っていただきたいという趣旨」とした。
昨年は1日目5,000人、2日目1万人の計1万5,000人が来場。ことしは1万5,000人から2万人の来場を見込んでいる。