8月25日に広島県で開かれた第10回全国小学生学年別柔道大会で小学6年生男子50kg級の3位となった新潟市・白根柔道連盟鳳雛塾所属の燕市立小中川小学校6年野島皐君=燕市花園町=が3日、鈴木力燕市長を表敬訪問した。
皐君は全国大会で着た柔道着を着て首からメダルを下げ、賞状と盾を手に母成子さん(38)とともに市長室を訪れ、試合結果を報告した。
皐君は6月の新潟県予選会で優勝。全国大会の小学6年生男子50kg級には各県代表48人が出場してトーナメントで競って勝ち進み、準決勝で兵庫県代表の選手に一本負けしたものの、3位となった。
鈴木市長から得意技を聞かれた皐君は「背負い投げ」。背負い投げを技を決めるには引き手が大事と言い、言葉ではわかりにくいので実際に鈴木市長と組んで技をかけるところを実演した。
鈴木市長は皐君に、柔道は国際スポーツで英語も大切になるので「勉強もしてね」と頼んだ。3年後の全中柔道大会は新潟開催になるとのことで、「全中で1位を取りたい」と皐君。2020年夏季五輪の開催が東京に決まれば、その時、皐君は19歳。鈴木市長は「ちょうどいいんじゃない?」と東京五輪での皐君の活躍を夢見ていた。
皐君は会社員淳さん(37)の三男で、長男の新潟工高2年聖也君、二男の燕中3年寛明君と3人きょうだい。3人とも柔道を続けている。皐君は昨年も全国大会の小学5年生男子45kg級に出場したが1回戦で敗退しているだけに、今回は大躍進だった。