7、8の2日間、燕市吉田産業会館で燕市と弥彦村の児童生徒科学作品展と園児作品展、さらに青少年のための科学の祭典燕・弥彦大会が開かれており、作品の見学はもちろん、子どもたちの好奇心を刺激する科学の実験や工作が並び、親子連れで大にぎわいだ。
燕・弥彦科学教育センター(所長・上原洋一燕市教育長)などの主催で毎年、開かれており、児童生徒科学作品展に約850点、園児作品展に100点以上のざっと1,000点を展示。審査を行って金賞と銀賞を決め、県の模型展、発明工夫展、標本展に出品する作品も決めた。
科学研究は定番の水や酢をつけて10円玉を磨く研究は、ことしも健在。ゴルフボールの構造や髪のカラーリングといった保護者きっかけと思われる研究や水と塩の凍る速さの違い、赤ちゃんの1日の行動、布の燃え方、プリズムと虹など、おとなでも興味をひかれる研究もたくさんある。セミの抜け殻の収集、イカの解剖、YouTubeで見たという酢の中に卵入れる実験といった、子どもらいしいものもたくさんある。
科学の祭典は、NPO、企業、部活など個人、団体が科学にちなんだブースを出展。初日7日のブースは12で、エアロケットや木のおもちゃ、化石の製作、浮沈子を使った実験や電子顕微鏡を使った観察、ペットボトルで作る顕微鏡など、おとなの興味を引くものも多く、どのブースもにぎわっていた。
さらに2日間とも午前11時からと午後2時からの2回、液体窒素を使ったおもしろ科学ショーを開催。白衣を着た2人が“でんじろう先生”風に液体窒素の中にバナナやソフトテニスのボールを凍らせ、さらに気体の酸素や二酸化炭素を凍らせる実験も行う。初日は2回とも約100人が見学し、親子一緒になって液体窒素がもたらす−196度の世界に目を丸くして驚いていた。
2日間とも午前10時から午後5時までだが、科学の祭典は午前10時から正午までと午後1時から3時までで終わるので注意する。初日は7日は午後3時までで800人が来場した。