三条市で創業を目指す人が新規開業に必要な経営の知識とノウハウを体系的に学ぶ、三条市主催「創業塾ポンテキア」の第6回「金融相談会」が8日、三条東公民館で開かれ、受講生は資金調達に金融機関から直接、話を聞いた。
受講生30人のうち9人が出席。中小企業大学校三条校の中小企業診断士から同校の各種研修について説明を受けてから金融相談会に。日本政策金融公庫と県内、市内に本部を置く6つの金融機関、三条市商工課が参加して、それぞれがPRを行ったあと、機関ごとに設けたブースで受講生と直接、相談した。
金融機関は、それぞれ創業者を対象とした融資の有無や融資、創業者に使いやすい融資、創業者向けの融資実績などを紹介するとともに、何もわからなくても融資を受けるには窓口で「金を借りたいと言えばいい」、しかし融資に頼らずに「適正な自己資金も必要になる」とアドバイスした。
参加した金融機関の数に対して受講生が少ないのがもったいなかったが、飲食店やエステ、デザイン会社などの創業を目指す受講生は金融機関の担当者からじっくりと説明を受けていた。
「ポンテキア」は昨年に続いて6月30日から9月22日までの7回コースで開いている。ただ学ぶだけでなく、実際に創業する足掛かりにしてもらおうと昨年と同様に金融相談会を設定した。昨年度は34人が受講し、昨年度中に8人が実際に出店し、今年度中にも4人が出店予定と、受講生の3割以上にのぼっている。