16日に三条鍛冶道場周辺で開かれる三条マルシェは、同時開催プログラムとして第1回越後よさこいフィーチャリング三条マルシェを用意。同時に三条マルシェの会場と隣接して、若者がつくる「まんなかフェス」、三条名物の大名行列を子どもたちで再現する「子ども大名行列」、子どもたちによるフリーマケット「子どもフリマ」が開催され、多彩なイベントで盛り上がる。
三条マルシェは午前10時から午後3時まで開き、二・七の市の会場の中央市場と三条鍛冶道場駐車場の2カ所に合わせて45店が出店。会場が手狭なこともあり、出店は三条市内に限った。
初出店は3つ。うち2つが市主催創業塾「ポンテキア」の受講生で、「OHANA」のハワイの癒し“ロミロミ”と雑貨販売、「Brush Box」のピラティスとストレッチがそれ。ほかに初出店は「味覚天国たまや」で、本格インドカレーと“樽生達人”が注ぐ生ビールが注目。同時開催のスイーツフェアでは、大島園協がブドウの高級品種「シャインマスカット」を販売し、秋の味覚も並び始める。
第1回越後よさこいフィーチャリング三条マルシェは、13団体の合わせて約200人が参加。鍛冶道場ステージと鍛冶道場前ストリートの2つのステージで、1団体が2回から3回、次々と踊りを披露する。団体は三条市1団体、燕市2団体と地元は少なく、小千谷、十日町、柏崎、魚沼、村上と県内各地から参加し、県外からも富山県の1団体が出演する。
よさこいを見るだけでなく来場者から地元の踊りを練習してもらおうと、午後1時50分から三条市の「三条翔波」の指導で「三条音頭」と「三条おけさ」の講習会を開き、最後によさこい総踊りでエンディングとなる。
「まんなかフェス」は今春、三条市が開いた「まんなか熱血トークバトル」のなかで国定勇人市長も賛同した「高校生や若者による三条マルシェ」というアイデアが直接的な引き金となって初めて具現化する。午前10時から午後3時まで八幡宮境内に20近い店が並ぶ。
三条マルシェでおなじみの三条商業高校商業クラブによる「いかぱん」の販売をはじめ、イベント出店の機会が多い県央工業高校によるネームプレートの作成、日常的に学校での生産物を地元で販売している加茂農林高校による野菜や菓子の販売。
さらに新潟経営大の焼き鳥販売、長岡造形大によるインドのボディーアート“メヘンディ”、ほかにも高校生によるミサンガ、調理専門学校による焼きそば、造型師による着ぐるみやよろい、着ることができるガンダムの“ザク”の展示、こくわ屋藤兵衛と学生のコラボ商品の販売など、今までの三条マルシェでは見られなかったようなタイプの店が並ぶ。
ステージイベントは一足早く午前9時45分からオープニングイベントを行い、女性シンガー川嶋あいさんによる午後1時からの注目のライブとトークショーをはじめ、加茂農林高校による吹奏楽、中越高校のチアリーディング、新潟大学アカペラライブ、有限会社マルダイのキャラクターライブなどを繰り広げる。
今春、50人余りのメンバーで実行委員会をつくり、主に平日の夜と休日を使って準備を進めてきた。実行委員長の近藤雅哉さん(20)=三条市塚野目=は、「若者でもここまでできるんだという思ってもらえるようなイベントになればありがたいし、若い人には来年は自分がやってみたいと思うイベントになればいい」と不安と期待のなかで当日を待っている。
「子ども大名行列」は三条市歴史文化担い手育成会(相場浩会長)の主催で、昨年に続いて開催。毎年5月15日、八幡宮の春季大祭で行われる代表行列を小学生で再現しようというもので、午前10時に八幡宮を出発する。
八幡宮を出て間もなく右へ曲がって鍛冶町通りを歩く。信濃川土手下の大通りに出たら荒町方向へ弥彦線高架下までは行列せずに移動し、そこから再び弥彦線側道を三条鍛冶道場まで行列し、昼前に八幡宮に戻る予定だ。昨年、本物のお下がりのてんぐの面や新調したてんぐの高下駄、やっこの衣装など着物や道具も本物に迫るクオリティーで行列を披露する。
「子どもフリマ」はジュニアリーダーズクラブ三条主催で午前10時から午後3時まで弥彦線側道で開く。小学生の36の出店者が18のテントで文房具、スポーツ用品、本、手作り雑貨、ぬいぐるみなどを販売する。
各イベントの担当者でも相互に調整、打ち合わせして準備を進め、本番の16日はみんなでひとつの大きな花を咲かせる。第1回越後よさこいフィーチャリング三条マルシェの出演団体は次の通り。
▲pure雷舞(富山県)▲鏡華(柏崎市)▲よさこいCOME2くらぶ(柏崎市)▲祭や倶楽部(柏崎市)▲じょんのび輪舞(柏崎市)▲西山踊らんかい(柏崎市)▲吉田よさこい笑猫(燕市)▲よさこい燕輝らら(燕市)▲小千谷病院よさこい連(小千谷市)▲みおもて美鮭会(村上市)▲つづ美(魚沼市)▲妻有踊り隊華焔(十日町)▲三条翔波(三条市)