一昨年11月に発足した燕市ジュニア新体操クラブ(門谷淳子代表)は14日、燕市吉田産業会館で昨年に続いて2回目の発表会を開き、燕市に住むフルート奏者で燕市PR大使にも就任している本宮宏美さん(29)の生演奏にあわせた演技も披露した。
燕市ジュニア新体操クラブは一昨年11月、新体操でスポーツの基礎となるセンスを磨いてもらおうとスタート。今ではクラブ生は3歳から11歳まで73人を数える人気を集めている。
昨年9月に初めて発表会を開き、今回が2回目。昨年は基礎的な動作を見せる公開練習のような形式だったが、それから1年、見せることを重視した。風船で飾った会場で、リトルクラスは「つけまつける」、ジュニアクラスは「レーザービーム」と子どもたちにも人気の曲にあわせて演技を披露。クラブ生の保護者や家族約250人が来場し、子どもたちの演技に目を細めたり、体の柔らかさに目を丸くしたりで、大きな拍手を送っていた。
後半の目玉は本宮さんとの共演。本宮さんのセカンドアルバムの収録曲「笑顔招福」で同クラブ代表で指導者の門谷淳子さん(37)=燕市水道町1=が振り付けを考え、育成クラスの精鋭、小学校2年生から5年生までの9人のクラブ生が練習を重ねてきた成果を発表した。
本宮さんの生演奏にあわせてぴったりと息のあった演技を披露。これに間に合うように応援に訪れた鈴木力燕市長も含め、一段と大きな拍手でわいた。本宮さんにとっても踊りや演技にあわせた生演奏は初めての経験で、「今までにないくらい緊張しました」と話していた。
引き続き本宮さんが記念演奏を行うと、クラブ生はじっとしていられずにフロアに飛び出して演奏にあわせて自由に体を動かし、本宮さんも演奏しながらつい笑顔になっていた。フィナーレはご当地ソング「恋ツバメ。」のダンスバージョンをクラブ生全員で踊って締めくくった。