燕市・戸隠神社(星野和彦宮司)で14日の宵宮に続いて15日、秋季大祭が行われ、行事は午後から子どもみこし、続いて江戸みこしで祭りを締めくくった。
子どもみこしは、午後3時ころを中心に各町内の子どもみこしが戸隠神社前を訪れ、神官の払いを受けて再び町内へ戻っていくというもの。昼過ぎまで時々、弱い雨が降り、その後はしだいに青空が広がったが、台風18号の接近が伝えられたこともあるのか、参加した町内は例年の半分の5つほどにとどまり、やや寂しい子どもみこしとなった。
みこしは、おとなのみこしをサイズダウンしたものや、たるみこしもあり、はっぴを着た子どもたちは戸隠神社で払いを受けると「わっしょい!、わっしょい!」と威勢良く声を上げてみこしをもんだりした。
ことしも盛り上げたのは、戸隠神社の春祭りで万灯を引き、お玉さんの踊りを披露する木場小路万灯組のおひざ元、宮町が出したミニ万灯だ。やはり昨年よりかなり減ったとはいえ、子どもたちだけでも20人余りが参加した。
ミニ万灯は、おとなの万灯のちょうど2分の1くらいのスケール。出発はやはりおとなの万灯と同じ木場小路から。万灯を引き、戸隠神社で払いを受けると、万灯組の若連中が歌う伊勢音頭にあわせて6人のお玉さんの踊りを披露した。
近年、グループホーム仲町で踊っているが、戸隠神社前で踊ったのは、おそらく初めて。参加した町内が少なく、時間に余裕があったので、祭りの盛り上げに一役買おうと披露したもので、祭りの見物客は思わぬおもてなしに「かわいげらね〜」と目を細めていた。
続いて恒例のグループホーム仲町でも披露。入居者のお年寄りのをはじめ、近所の人など40人ほどが見物。踊りが終わると大きな拍手で子どもたちをほめてあげ、同ホームが用意した菓子を子どもたちに手渡した。