燕市・サンロード宮町商店街のオーバーアーケードに感謝して22日午後5時からアーケード下を歩行者天国にして開かれる「感謝のビアガーデン祭り」は、当日が近づくにつれて商店街と市民の両方から次々と新たな催しが企画され、盛り上がりを見せている。
早ければ10月半ばにも解体、撤去作業が始まるオーバーアーケードに感謝の気持ちを込めて最後ににぎやかなイベントをと、宮町商店街振興組合(鈴木雅一理事長・加盟約30店)が8月下旬に急きょ「感謝のビアガーデン祭り」開催の取り組みを始めた。
準備不足の感は否めないなかでも、先着300人に焼きそばの無料配布をはじめ、生ビール、焼き鳥、フランクフルト、ソフトドンクなどの模擬店、バーベキューの販売などを企画。商店街の参加店での買い物でビアガーデン券の配布などを企画した。
「感謝のビアガーデン祭り」の計画が明らかになると、地元の商店や市民から一緒にイベントを盛り上げたいという声が上がった。
商店街の捧清五郎商店は、家族旅行を延期して参加店のひとつに加わった。生そばの丸和もメニューは未定だが、料理の販売で参戦を表明。各商店もできるだけワゴンセールやタイムセールを行うことになった。
飲食の屋台は戸隠神社前付近にかためて出店し、その前後にテーブル20台、いす100脚を配置するが、サンロード入り口付近の20mと、出口付近の50mがフリースペースになる。この部分は市民から自由に使って遊んでもらうことにした。
フリースペースを使った企画で中心になって動いてるのは、先に商店街で開かれた「200mいちび」のつばめるしぇに参加した、つばめ若者会議の有志でつくる「わかめるしぇ」のメンバーだ。
「みんなともだち新潟県支部」によるゲームボード「カロム」のゲームは確定。ほかにも大きな紙に来場者からオーバーアーケードに対する感謝のメッセージを書いてもらうことや、道路を使った遊び、大声コンテスト、じゃんけん大会、歌声喫茶、オープンマイクなどさまざまな計画が練られている。
誰でも勝手に道具を持って来て勝手に道路で遊んでいても構わない。ふたを開けるまでイベントの全容は誰にもわからず、あとは当日のお楽しみ。「かなや」の小黒猛店主は、「こんなに反響があるとは思ってもみなかった。大勢の皆さんが協力に名乗りを上げてくれ、本当に感謝している」と戸惑うほど驚いている。イベントに協力したい人や問い合わせは小黒店主(電話:090-2469-3139)へ。「感謝の大売り出し」の参加店は次の通り。
▲捧清五郎商店▲鮮魚吉田屋▲紅屋呉服店▲レディースファッションかなや▲化粧品の晴光堂▲江口呉服店▲玉庭印判店▲お菓子の飴屋本舗