野球部を引退した中学3年生から高校の野球部に入るまでの間、硬式野球に慣れてもらおうと三條機械スタジアムの指定管理者の(株)丸富(柴山昌彦社長・本社三条市若宮新田)は、22日から来年3月31日まで元新潟アルビレックスBC監督の芦沢真矢さんを講師に三機スタ野球アカデミーを開くので、受講生を募集している。
対象は高校に進学して硬式野球を部活動に入ろうと考えている中学3年生。月に4回、金曜の午後6時45分から8時45分まで三条機械スタジアムのグラウンド開く。それとは別に週末や祝日を使って見附、長岡、魚沼の硬式野球チームとの練習試合や体幹トレーニングなどを計画している。
講師の芦沢さんは月1回のペースで務めるほかは、丸富社員の鈴木裕二さんが担当する。芦沢さんは元ベイスターズコーチでもあり、今回は三機スタ野球アカデミーのアドバイザーという立場で指導にあたる。鈴木さんは中越高校野球部OBで、昭和63年に主将で内野手として甲子園出場を果たしている。
受講料は当初、月額6,300円としていたが、三条市が共催し、経費の一部を補助してくれることになったため、同4,800円に値下げした。
中学校3年生は原則として夏休みを終わると部活動を引退する。それから高校の部活動に入って野球を再開するまでの半年余りの間、何もしなければ身体能力が落ちてしまう。また、中学校の部活動は軟式野球なので、高校の硬式野球になれるには時間がかかることから、身体能力を温存しながら硬式野球にも慣れてもらおうと初めて硬式野球の教室を開く。
初回は日曜22日の午後4時半から6時半まで開くが、無料体験も行うので、受講を迷っている人もとりあえずアカデミーの体験をと呼びかけている。参加申し込みや問い合わせは同スタジアム(電話:0256-32-8911)へ。