19、20の2日間、燕三条地場産業振興センターで2013燕三条ものづくり連携フォーラムがバリ取り仕上げ加工技術展 in 燕三条2013と同時開催されており、全国の加工の新技術を地元企業などに紹介している。
初日19日は午前11時半から会場入り口まで開会式を行い、関係者らが50人余りが参集するなか、主催の同センター理事長の三条市の国定勇人市長、共催団体の砥粒加工学会バリ取り加工・研磨布紙加工技術専門委員会委員長の北島弘一関西大学名教授があいさつ、来賓の経済産業省関東経済産業局の萩原富士久産業部長、県産業労働観光部の庭野芳樹副部長が祝辞を述べたあと、テープカットを行って幕開きした。
燕三条地域に各地の先進的加工装置や技術を紹介しようと毎年開かれており、ことしで3年目。バリ取り仕上げ加工技術展の16社を含めて全国からことしは昨年より10社ほど多い56社が参加している。
今回はとくに注目の3Dプリンターを扱う企業に参加を呼びかけて、同センターの3Dプリンターを含め4社が3Dプリンターを展示。その場でものができあがっていく完成していくプロセスを見ることができ、国定市長も子どものように目を輝かせて観察していた。
また、今回の呼び物は20日午前10時から正午まで行う全日本製造業コマ大戦燕三条特別大会。直径20ミリ以下の小さなこまで対戦し、ぶつかりながらどちらが長く回っているかを競うもの。2回連続して勝つと勝利になる。
県内では昨年の新潟市、この9日に長岡市で開かれ、今回が3回目。宮城県の1社を含む16チームが参加する。しかも燕市と三条市のそれぞれ職員が地場産センターの旋盤などを使ってこまで参戦。こまによる両市の戦いに白黒をつける。
長岡場所では16チームが参加して弥彦村の中村ターンテック(株)が優勝しており、今回もディフェンディングチャンピオンのようは立場で参戦する。初日19日は午後から参加チームによる練習を行った。
長岡工業高等専門学校は、技術職員2人で作った外側が真ちゅう、軸はケミカルウッドで作ったこまで参戦する。長岡場所で初めて大会に出場したが、初戦でストレート負けという苦渋をなめた。こまが外へ飛び出すという大きなミスもあり、「プレッシャーとの戦い」と、今大会ではそのリベンジをと張り切っている。展示は、20日は午前9時から午後4時まで、入場無料。