三条市消防本部と燕・弥彦総合事務組合消防本部は、22日午前10時から午後3時まで燕市井土巻3、イオン県央店駐車場でことしも恒例の「消防防災・救急フェア」を開き、はしご車や起震車「なまずIII世号」の体験などイベントをはじめ、オープン時には燕市PR隊鳥「つば九郎」が応援にかけつける。
毎年、9月1日の「防災の日」と9日の「救急の日」にちなんで、両本部のさまざまな消防車両も参加して行うイベント。
一番人気のはしご車搭乗体験は、燕・弥彦消防が一昨年11月に導入した最新鋭のはしご車と三条市消防本部の2台の35m級のはしご車を順番に稼働させる。搭乗体験は、2人1組みで先着100組で、午前10時から整理券を配布する。整理券を持っている人が優先だが、空き時間があれば整理券がなくても体験できることもある。
「なまずIII世号」は、昨年導入された車両で、3方向からの複合的な揺れを体験できる。中越地震、東日本大震災、四川大地震など過去の巨大地震を忠実に再現でき、想定を基に東南海・南海地震の揺れも体験できる。
ほかにも、総務省消防庁から大規模災害時用に三条市に配備された大型の支援車と燕市に配備された資機材搬送車の展示、子どもたちに人気の吉田消防署のミニ消防車「まもる君」、救急車の展示説明、煙体験ハウスでの濃煙体験、ちびっこ消防隊、ちびっこ救助隊なども行われる。
また、今回はオープニングの午前10時から15分程度だが、燕市に稲刈りに訪れた燕市PR隊鳥の東京ヤクルトスワローズのマスコット「つば九郎」と燕市観光PRキャラクター「きららん」が来場する。雨が降ったら中止。
消防車両の展示や体験などができる貴重な機会で、毎年、大勢の親子連れなどがカメラ持参で訪れている。同フェアは、災害や雨などによって中止する場合もある。