三条市の繁華街、本寺小路など中心市街地の飲食サービス業の活性化を図ろうと20日夜、「本寺小路あかり物語第九章」が始まり、あんどんのあかりとともに三条別院(通称:東別院)をライトアップした幻想的な雰囲気のなか、大勢の市民が訪れ音楽演奏などのイベントを楽しんだ。
三条商工会議所観光・サービス業部会が主催。協賛イベントとともに20日から28日まで開き、期間中は毎晩午後6時から9時半まで、三条別院の本堂をブルーの投光器でライトアップする。
初日20日は、協賛を募って製作した鉄製のあんどんや市内の松葉幼稚園、宝塔院幼稚園、きらきら保育園の子どもたちが作ったあんどんを三条別院参道や境内に灯し、カレーラーメンや鍛冶雑炊、カクテル「華路(はなみち)」などの販売、音楽ステージなどのイベントが行われた。
午後6時半から三条別院の本堂前で点灯式を行い、主催者あいさつに続いて国定勇人三条市長がスイッチを押して三条別院のライトアップを開始。続いて、佐藤英里ちゃんとゲストの川上真樹さんの歌、三小相承会の和太鼓演奏が行われた。
また、カレーラーメンや鍛冶雑炊など1杯100円のワンコインサービス価格で販売し、それぞれに行列ができていた。境内にはテーブルとイスも用意されており、来場者はライトアップの本堂と十六夜の月あかりのなか、澄んだ歌声や太鼓演奏を聴き、三条の味を味わい、ゆったりとした秋の夜を過ごしていた。