三条産食材の新たな魅力を三条市出身のイタリア料理店オーナーシェフの料理を通じて発信するイベント「小松シェフ×三条産食材×若手生産者」が11月4日に道の駅「漢学の里しただ」で開かれるのを前に25日、プレイベントが行われた。
三条シティセールス実行委員会が主催。三条市出身で東京都目黒区の「RESTAURANT GUST(レストラン・グースト)」のオーナーシェフ小松岳史さん(42)を迎え、三条産の野菜や果実、豚肉などをイタリア料理として提供する食事会をメーンに、三条産食材の新たな可能性を発信していく。
また、その食材を生産し、農業経営のマーケティングを勉強している三条の若手生産者でつくる「三条市農業担い手育成塾」とのコラボレーションイベントでもある。
11月4日のイベント本番では、同道の駅のレストラン「庭月庵 悟空」で、小松さんによる三条産食材を使った料理の食事会、生産者によるワークショップなどを計画している。
イベントの詳細は市報「広報さんじょう」10月1日号で発表するが、定員40人、参加費3,500円。申し込みは10月1日から道の駅「漢学の里しただ」で受け付け、定員を超える場合は抽選になる。
プレイベントは、メディア関係、地域関係者など対象に午後2時から同所で開き、小松さんと若手生産者、三条産食材を使った料理の紹介などを行った。
小松さんは、「日ごろから三条のおいしい農産物を使わせてもらっている」と三条産の食材を評価するとともに、「ただ焼くだけ、煮るだけではなく、イタリア料理というものを通して、三条の食材をもう一度見直す機会になったら」と話した。サトイモやハクサイ、そば粉、豚肉、ナシ、ブドウなど旬の三条産食材をたっぷりと使い、鮮やかに盛りつけられた料理を紹介した。
イベントで提供される予定のメニューは、前菜「旬の三条野菜を神楽南蛮のロメスコソースで」、パスタ「下田のそば粉のピッツォケッリ合鴨のラグーソース」、メイン「下田ポークと白菜のカッソーラ」、「シャインマスカットと秋月五十嵐川の香りで」。
また、11月のイベントを前に、10月6日ころからレストラン並びの農産物直売所「彩遊記」で「三条市農業担い手育成塾」の特設コーナーを設置し、三条市内の若手生産した野菜や果樹、コメなどを販売する。さらに、レストラン「悟空」では、小松シェフとのコラボレーションメニューの提供を計画中だ。