28、29の2日間、道の駅国上=燕市国上=で開かれる「第9回越後くがみ山 酒呑童子行列」で、燕市地蔵堂本町、(有)下孝(しもこう)酒店は分水異業種交流会(河上俊夫会長・会員14人)との共同企画で開発した本格芋焼酎「越後酒呑童子行列」(720ml入り・1,260円)を発売する。
注目はラベルのイラスト。同酒店と同じ燕市分水地区の砂子塚に生まれた美男子「外道丸」が鬼の酒呑童子となって京都で大暴れとなった伝説がある。酒呑童子行列では昨年、漫画家永井豪から鬼の形相の酒呑童子のイラストを描いてもらったが、この芋焼酎のラベルは、酒呑童子になる前の“イケメン”の外道丸をセミプロに描いてもらった。
裏のラベルには、酒呑童子伝説を書いた。とりあえず酒呑童子行列までに36本を用意して発売するが、無くなればさらに発注し、酒呑童子行列が終わったら下孝商店でだけ販売する。
酒呑童子と書くからには、“酒”と少なからず縁があるはずとして、酒呑童子にちなんだ酒をという声が以前からあり、2年越しでようやく完成した。
分水異業種交流会は、分水地区の工業界を中心とした組織で、酒呑童子行列も同会が中心となって始まった。下村酒店の下村敏さん(77)は交流会が発足当初からの会員。今回の芋焼酎ののぼり旗も作り、「地元砂子塚にいたときの外道丸にこだわってやっていきたい」と話している。問い合わせは下孝酒店(電話:0256-97-2209)へ。