三条市の藤田博史市議(43)の後援会(小林吾郎会長)は28日、三条市・三観荘で2年ぶりとなる市政報告会を開き、藤田市議は初当選から3年5カ月の間に訴えてきたこと、三条市の課題、今、やろうと思っていることについて出席した支持者ら50人近くに報告した。
来賓の菊田真紀子衆院議員は来年、市議選が行われることにふれたうえで、昨年の衆院選でも藤田市議に助けられ、「来年、わたしもできる限りの、もてるすべての力を出して応援させていただきたい」。
来年4月の市長選は三条市を持続可能な形で発展させられるか、共通の価値観を持ち合う者同士が二元代表に就くなかでよりいい形での議論を繰り返すことができるか、「その最大の試金石が来年4月の市議選」との認識を示し、藤田市議はまだ出馬を表明していないが、その暁には「皆さま方から再び知恵と英知と、そして支援の輪を結集していただいて再び市政の場に立たせていただくことを切に願う」と求めた。
来年の市議選出馬への応援演説のようなふたりのあいさつに藤田市議は、出馬については後援会長にも妻にも話しておらず、「わたしまだ何も言ってないんですよね」と笑ったが、「訴え続けてきたことをライフワークとして、やり残していることを残された任期の間、一生懸命やりたい」と約束した。
おそらく支持者の誰もが来年の市議選の出馬を疑っておらず、出馬の環境が整っていることを確認するような市政報告会だった。
本題で藤田市議は、これまでの一般質問の内容を振り返り、訴え続けてきたこととして、都市計画をしっかりやろう&見直そう、燕市との合併を見据えた強調・協働、治水対策と内水対策、企業支援策(売れるものづくり、金融対策)、交通対策をあげた。
三条市の課題は小中一貫教育の推進や救急救命センター併設基幹病院の設置などをあげ、そのなかでもいちばんの課題が人口減少問題として、具体的に数字を示し、人口減少が引き起こす問題とその対策として社会増を図るために三条市の魅力を向上させることとし、生活関連サービスや教育、文化サービスなど生活の豊かさや利便性の向上に寄与する年機能の充実が必要とした。
税収減収の対策として税投入先の選択と集中、まちづくりへの市民の参加がある。今、やろうと思っていることとして、長期的なまちづくり計画、議会改革、議員定数削減、燕三条市の実現をあげた。