10月に三条市栄体育館で開く試合「ANNIVERSARY TOUR 2013 全日本プロレス」を前に、全日本プロレスの秋山準選手と潮崎豪選手が29日、三条市出身の「ジャイアント馬場」さんこと故馬場正平さんの縁から昨年も訪れた燕市佐渡、特別養護老人ホーム「さわたりの郷」を慰問した。
同施設を運営する社会福祉法人つばめ福祉会の岡田健一理事長は、全日本プロレスを旗揚げした馬場さんと三条実業高校時代からの親友だった。秋山選手と潮崎選手は、入団のきっかけが馬場さんからのスカウトだったことから、昨年も2人で同施設を訪れて岡田理事長から馬場さんの思い出話を聞いており、今回も三条での試合を前に、同施設を訪れた。
同施設では、前回同様に高さ209センチの馬場さんの等身大の石膏でできた人形が2人を迎えた。秋山選手は、この人形が着る鳳凰(ほうおう)が描かれたガウンは記念試合で1度しか見たことがないと言い、プラチナの糸で織られていたと話した。
また、188センチの秋山選手よりも20センチ余り大きな馬場さんの像を見上げ、足も大きくてポイントがわからず、アキレス腱固めができなかったとも。「それで絞めてんのか」と馬場さんに言われたと話したが「でかすぎて決まらなかった」と笑った。
両選手は施設内をまわり、利用者のお年寄りと握手をしたり笑顔で交流した。
栄体育館での試合は、10月22日午後6時半試合開始。同体育館でのプロレスリングの試合は今回が初めてとなる。秋山選手、潮崎選手のほか、曙選手も出場予定だ。前売り券は、チケットぴあなどのほか、三条市は共栄スポーツ、燕市はイオン県央店で販売している。