公益財団法人日本デザイン振興会は1日、「Good Design Award 2013」の受賞結果を発表した。1,212件が受賞し、新潟県内は22件、うち燕三条地域の13件が受賞。さらに、同地域では(株)富田刃物「富田ディスク」と「燕三条『畑の朝カフェ』」の2件が特別賞候補となる「グッドデザイン・ベスト100」に選出された。
今年度は3,400件を審査対象として、一次審査と二次審査を行った。受賞企業数は794社でアイテム数が1,212件。県内は15社22件、燕三条地域は燕の2社と三条の7社の計9社の計13アイテム。
燕三条地域は毎年、県内の受賞の半数前後を占め、モノづくりの町としてデザイン力の高さを実証しているが、今回は、燕三条地域の畑を会場に、来場者に農作業体験と朝食などを楽しんでもらいながら燕三条の魅力を発信する「燕三条『畑の朝カフェ』」(燕三条地場産業振興センター)が初エントリーで、初受賞。農業を主体とした仕組みでのエントリーは、これまで燕三条地域にはなく、農業関係での受賞は県内でも初めてのようだ。
また、畑の朝カフェと刈払機用回転刃の「トミタディスク」の2件が選出された「グッドデザイン・ベスト100」は、「明日を拓くデザイン、未来を示唆するデザイン」として審査委員長が指定する対象100件で、11月5日に開かれるグッドデザイン特別賞審査会で、大賞、金賞など特別賞の候補となる。発表は11月7日。燕三条地域の受賞結果は次の通り。敬称略。