燕市物流センターのメーカーや卸売業者が、歩行者天国にした同センター道路にキッチンウエアやハウスウエアを広げて破格値で販売する第33回燕青空即売会が6日開かれ、好天にも恵まれて5万8,000人(主催者発表)もの人出でにぎわった。
毎年10月の第1日曜に開かれている燕市の最大級のイベント。燕市の物流の拠点、物流センターの通りを歩行者天国にし、半端物や型落ち商品など流通ルートに流せなくなった商品を中心に1日限りの特別価格で販売している。
ことしは37社・団体が出店し、業務用や一般用の鍋やフライパンをはじめ、ケトルや包丁、キッチン用品やカトラリー、家庭用品や日用雑貨などさまざまな商品を半値は当たり前、B級品なら定価の何分の1という驚きの価格で並んだ。
燕市は組合会館の敷地内で青空市「つばめるしぇ」を同時開催。飲食を中心に27の出店があり、復興支援ブースでは、会津地鶏、なみえ焼きそばのほか、相馬双葉漁業、山形県南陽市、福島きのこ村も出店すした。
三条で最高気温28.4度を記録する10月とは思えない夏に逆戻りの抜けるような青空に恵まれた。ステージイベントは小池中学校吹奏楽部だったので、その家族などがステージを何重にも囲み、スタートから出足が好調だった。
会場へ向かう道路は渋滞し、歩行者天国は人をよけて歩かなければならないほどのにぎわいに。岩室温泉をPRするゆるキャラ「いわねちゃん」も登場して来場者をわかせた。「つばめるしぇ」もにぎわいに一役買い、これまでになく祭りムードにあふれた青空即売会になっていた。
また、鈴木力市長も来場し、募金箱を下げて赤い羽根共同募金の街頭募金を行った。会場で買い物をしようと軍資金を用意して来場している人ばかりとあって、善意も順調に集まった。なかには貯金箱ごと寄付する人もあり、鈴木市長も喜んでいた。
鈴木市長の街頭募金はこれが初日。このあと分水地区の道の駅国上、吉田地区のスーパー原信の計3会場で街頭募金を行った。