燕市は10日午後3時から燕三条地場産業振興センターで第4回つばめ未来産業セミナーを開き、東京大学大学院経済学研究科の藤本隆宏教授を講師に「燕の未来を支えるものづくり成長戦略」のテーマで聴く。
藤本さんは1955年東京生まれ。東京大学経済学部を卒業して三菱総合研究所に入社後、東京大学経済学部助教授、教授に就き、東京大学ものづくり経営研究センター長も務める。一方、ハーバード大学ビジネススクール博士課程を修了し、ハーバード大学ビジネススクール客員教授、同上級研究員ともなっている。
著書は『ものづくり成長戦略 「産・金・官・学」の地域連携が日本を変える』など数多い。元日本銀行考査役の三条信用金庫・陣内純英常勤理事は東京大学法学部の同期で、学部は違ったが一般教養では席を並べた顔見知り。藤本教授はことし8月29日から11月15日まで毎週開講している長岡ものづくりインストラクター養成スクールを開校していることもあって大学時代以上に親交を深めている。
セミナーでは、潮目が変わった日本経済のなかで、ものづくり現場がどのように志向し、チャンスをつかむべきか、そのポイントを燕産地の視点から講演してもらう。
新潟大学経済学部の岸保行准教授をコーディネーターにパネリストとして藤本さんと、地元企業から遠藤工業株式会社の遠藤光緑代表取締役と株式会社イケダの池田弘代表取締役を迎えてパネルディスカッションを行い、5時に終わる。
参加したい人は申込書に記入して燕市商工観光部商工振興課へファクシミリ(0256-77-8306)で送信する。問い合わせは同課(電話:0256-77-8232)へ。