三条署は10日午後、三条市立裏館小学校で児童と地域住民や関係機関が参加して「三条市安全・安心なまちづくりバルーンリリース安全大会」を開き、防犯や交通安全のメッセージをつけた450個の風船を飛ばして三条市の安全・安心を願った。
10月11日から20日までの全国地域安全運動と連動する「新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動」や「高齢者交通事故防止運動」の一環として行った。
裏館小学校(山川幸治校長・児童391人)の児童と教職員の400人余りと、三条市老人クラブ連合会、地域住民、青少年指導員、三条市、三条市交通安全協会の約100人、三条署員55人と県警音楽隊25人など警察官80人余りの合計約580人が参加。
2部構成で、第1部は午後2時から体育館で県警音楽隊による演奏会。2部は3時からグラウンドで式典を行い、小林国夫署長のあいさつ、国定勇人市長はじめ来賓あいさつ、児童代表と三条市老人クラブ連合会代表による「安全・安心宣言」、児童一人ひとりが書いた防犯・交通安全メッセージ付きの風船リリースを行った。
「安全・安心宣言」では、児童代表の6年生阿部海優さんが、「いつもわたしたちの登下校を見守っていただきありがとうございます」、「わたしたちは犯罪の被害や交通事故に遭わないために、(防犯標語の)『いかのおすし』を守ります」。「いかのおすし」は、いかない、のらない、おおきな声で呼ぶ、すぐ逃げる、しらせるの頭の文字をくっけたもの。
三条市老人クラブ連合会の上石貞夫会長は、特殊詐欺の被害に遭わないよう気を付け、夕暮れは反射材を活用、若い世代の模範になれるよう交通ルールを守ると誓った。
風船リリースでは、「飛び出しをしない」、「道路を横断するときは自転車を降りてわたる」など、児童たちがそれぞれが書いたメッセージをつけた風船を一斉に放すと、白い雲の浮かんだ青空に赤、黄、ピンク、緑、青の風船が吸い込まれるように空高く上がった。風船を見送りながらあわせて、撮影に来ていた県警ヘリコプターに大きく手を振った。
最後に、安全・安心出発式として、校門から白バイ2台がパトカーを先導して見回りパトロールに出発した。