三条署(小林国夫署長)は11日、防犯功労者への表彰状の伝達式を行い、全国防犯協会連合会から防犯功労章(銅章)を受けた三条市西四日町1、小林定次さん(72)に表彰状を伝達し、功労をたたえた。
午前10時に小林さんが三条署を訪れ、小林国夫署長が「多年に渡り地域安全活動に尽力し安全で安心な街づくりに貢献された」とある公益財団法人全国防犯協会連合会の太田美明会長名の表彰状を読み上げて、手渡した。
小林さんは昭和56年4月に自治会主体の防犯組合に加入して以来約30年間、同防犯組合員として活動を積極的に実施している。
同組合で実施している夏休み中の町内定期夜間パトロールをはじめ、10年以上にわたって愛犬の散歩をしながら朝夕の町内の見守り活動を続けている。
表彰状を受けた小林さんは、「感無量です」。愛犬とのパトロールは、柴犬「モモ」とともに午前5時半ころと夕方6時ころの1日2回、反射材のついたたすきをかけて町内を散歩がてら歩く。車道まで広がって歩く学校帰りの高校生に「後ろから車が来ているよ」と声をかけたり、街灯が消えているのを見つけて自治会長に連絡したりと、地域の安全、安心を毎日チェックしている。
朝、小学生が「おはようございます」と声をかけてくれることがうれしいく励みになると話していた。
小林署長は、防犯はできるときにできる人がやる、その積み重ねが大切と話し、長年にわたり継続する小林さんの功労に感謝していた。