越後与板打刃物組合は12、13の2日間、長岡市与板町・与板体育館で「越後与板打刃物職人まつりミニ削ろう会」を開き、与板特産の打刃物をはじめ全国から参加する大工などによるうす削り「ちょうなはつり」など匠の技を披露する。
イベントは2日目の13日が中心で、初日12日は、午後1時の開会式に続いて1時半から鍛冶屋工房めぐり、夕方は参加者の懇親会を行う。
かじや工房めぐりは、のみの舟弘製作所、小かんなの小森小鉋製作所、大かんなの水野刃物製作所の3カ所の鍛冶の工房を参加費1,000円見学できる。午後1時半までに会場で受け付けを行い、工房マップを手に各自で移動する。訪問先は会場から距離があるので、移動には車が必要。
13日は、午前9時に開会式を行ってスタート。削りストとよばれるかんなの使い手が集まり、台かんなでより薄く、美しい削りくずを競う競技「うす削り」を行うほか、岐阜や静岡の杣大工(そまだいく)による「ちょうなのはつり」と「斧(おの)のはつり」、三条・小吉屋木工による「鉋の台打ち」のほか、楽山亭ミニチュア(山崎建築)、削り花製作、墨つけ・継手の実践(ダイアン建築)、新津工業高等学校生徒によるものづくり実演、午後3時に表彰式と閉会式を行う。
「うす削り」は、約130人の大工などが参加予定で、山古志産の木材を送りかんなの技術で仕上げる実践的な競技だ。
また、同イベントは参加者による協賛金て運営されており、見学者も保険料を含む開催協賛金1,000円が必要。子どもは無料。問い合わせは、与板町商工会(電話:0258-72-2303)へ。