三条署は11日、警察官をかたる特殊詐欺の前兆と思われる不審電話の届け出を受けたため、注意を呼びかけている。
不審電話を受けたのは三条市内に住む60歳代の女性Aさんで、Aさんから相談を受けた市内金融機関が警察に届けた。
10日午後6時半ころ、Aさんの家に電話で「新潟中央署の刑事課のヒラヤマ」と名乗る男から、振り込め詐欺の犯人3人を7日に逮捕した、犯人はAさんの名義の銀行口座を持っていてその口座に400万円ほど振り込まれたのが口座を凍結しなければならない、詳しい話は全国銀行協会から電話があるとの連絡があった。
その10分後、「全国銀行協会のキクチ」と名乗る女から、銀行口座を凍結した、残高を教えてほしいと言われたため、ほかの銀行4口座と残高を教えたところ、翌日に裁判所から凍結解除の電話がいくと伝えられ、電話を切った。
三条署では、三条市や金融機関と連携して市民に注意を呼びかけており、三条市では安心・安全メールで不審電話があったことを知らせた。