14日のことしの最後を飾る最長、最大の三条マルシェを前に13日夜、三条市・魚長で交流会が開かれ、交流出店などで県外から参加する人を中心に約60人が参加し、翌日の成功を願って交流した。
兵庫県三木市の藪本吉秀市長、福井県大野市の岡田高大市長をはじめ、美味暮(おしくら)まんじゅう大会を開く佐賀県武雄市の担当、東日本大震災で三条市が大勢の避難者を受け入れた福島県南相馬市の市民、八十里越で結ばれる隣町の福島県只見町の職員や商店主、国定勇人市長からぜひにと招いた京都府舞鶴市の焼肉とホルモンうどんの店「八島丹山」などが参加した。
国定市長は「三条の市民パワーをぜひとも見届けていただき、こうしたパワーをつなぎ合わせながらそれぞれの地域を発展させてほしい」と三条マルシェが拡散し、触媒となることを期待。市内の三小相承会による和太鼓演奏のアトラクションのほか、参加者で順に自己紹介も行い、酒を酌み交わして交流した。
その後、国定市長は三木市、大野市の市長らを酒場「カンテツ」=本町2=へ案内。目的は同店発祥のサバの缶詰めに水にさらしたタマネギを載せるという大胆で簡単な世界のソウルフード「サバサラ」を味わってもらうこと。店主の関本秀次郎さん(40)も直々に開発の歴史やレシピを紹介し、2人の市長は「思った以上においしい!」と味に太鼓判だった。