10月14日の「鉄道の日」の記念イベントとしてその前日の13日、JR燕三条駅(時田康弘駅長)は、午後2時まで同駅で「TYOフェア」を開いており、東京ディズニーリゾートの世界に1台しかない特別仕様車「ドリームクルーザー」が県央地域に初登場しているほか、新幹線E4系のMaxとき号の車両展示、オコジロウとの握手会と撮影会など行っている。
朝方に雨が降ったが、TYOフェアが始まるのにあわせるように青空が広がった。何といっても目玉は、TDRのドリームクルーザー。12日に新潟市・新津駅で開かれた「にいつ鉄道まつり」に訪れたのあわせて燕三条駅も訪れたもので、県央地域では初公開だ。
ドリームクルーザーは、TDRが30周年を迎えたことし4月15日から“ザ・ハピネス・イヤー”の30周年バージョンの装飾が施されている。窓枠やテールランプ、マフラーなど至るところにミッキーマウスの象徴する3つの輪が施された凝りに凝ったもの。
車内には大きなミッキーマウスとミニーマウスのぬいぐるみをはじめ、「モンスターズ・インク」や「トイ・ストーリー」、「スティッチ」などに登場するディズニーキャラクターのぬいぐるみに囲まれて記念写真が撮影できる。受け付けは午後2時まで。1階コンコースでは、TDRのグッズ展示、輪投げゲーム、円盤ゲームも行っている。
朝から常に100人近くが行列をつくった。ディズニーグッズを身につけた人も多く、親子とも目をきらきらさせて順番を待っていた。小学校2年生の長女と年中児の長男、そのお母さんとおばあさんの4人で訪れた家族は三条市内から訪れた。これまで2度、ディズニーリゾートを訪れており、お母さんは「ディズニーが夢があって楽しいですね」と地元でディズニーの世界にふれられて喜んでいた。
新幹線E4系のMaxとき号の車両展示は、ふだん使っていない新幹線ホーム13番線に2階建て8両編成を午後2時まで展示。ふだんは乗ることがないグリーン車が人気で、たっぷりと余裕のあるシートに座ってグリーン車の心地良さを体感。“サボ”と呼ばれるLEDの行先標には、上越新幹線の通常運行では表示されない行き先の切り替え表示も行っている。
さらに2階の新幹線の改札内には「SLばんえつ物語」キャラクターの「オコジロウ」が登場し、握手会と撮影会し、子どもたちに大人気。改札の外の柱や壁には、地元の保育施設の子どもたちによる塗り絵も展示しており、その見学も兼ねて来場する人もいる。