14日の三条マルシェの青空を願って担当の三条市経済部地域経営課の窓際に15個ものてるてる坊主が下がった。
同課職員が手作りしたもので、ビニール袋に紙を詰めたもの、ピンク色のてるてる坊主、軍手で体を作ったもの、ハロウィーン風などさまざまなデザインのてるてる坊主が下がっている。
10日に恋塚忠男課長が職員にてるてる坊主の製作を提案。翌11日までに職員が手づくし、その後は来客者からいちばん好きなてるてる坊主に投票してもらっている。いちばん得票が多かったてるてる坊主を作った職員には、14日の三条マルシェで恋塚課長から賞品が授与されるらしい。
三条マルシェ前日の13日、同課は夜10時を過ぎても勤務時間中のように多くの職員が残って準備に追われていた。そんな忙しさのなかでもてるてる坊主を作ることにしたのは訳がある。なんと言っても前回、9月の三条マルシェは台風接近に伴う激しい風雨のため、2010年9月に三条マルシェをスタートして以来、初めての中止に追い込まれたことだ。
前回の中止の分を挽回するためにも、何が何でも雨だけは回避したい。10日の時点で14日の降水確率は20%だったが、その20%でさえ少しでもゼロに近づけたいという思いがてるてる坊主のアイデアにつながった。
10月は1年で最大の三条マルシェで、年度初めから少しずつ企画を積み重ねてきた。14日が近づくにつれて職員の頭のなかは三条マルシェのことでいっぱいだ。てるてる坊主を作ることで少しでもかたくなった頭をほぐすことができたらという思いもあるようだ。
いずれにしろ、13日夜の時点で14日午後の降水確率は見事0%に。てるてる坊主に込めた願いが天に届いたかどうかわからないが、ねらい通りの結果になった。新潟の予報は「晴れ」で、日中の予想最高気温は23度とそれほど上がらず、絶好の三条マルシェ日和となるのは確実で、あとは大勢の市民の来場を待つばかりだ。