三条市総合運動公園指定管理者の株式会社丸富=柴山昌彦社長・本社三条市若宮新田=は14日、三條機械スタジアムで「2013 ボールパーク・スポーツ・フェスティバル」を開き、小中学生を中心とした参加者は秋晴れの下、サッカー、野球、タグラグビーの教室などでスポーツの秋を満喫した。
毎年秋恒例のいわば感謝祭。昨年まであったライブ演奏やよさこいに代えて、ことしはスポーツに的をしぼった内容にシフトした。
教室は元サッカー日本代表でセレッソ大阪アンバサダーの森島寛晃さんによるサッカー教室、元ヤクルトスワローズで新潟アルビレックスBC監督の芦沢真矢さんによる硬式野球教室、元ラグビー日本代表で日本ラグビーフットボール協会リソースコーチの野沢武史さんによるタグラグビー教室を開いた。
サッカー教室は小学生100人が参加。森島さんは子どもたちより、その親にとって“モリシ”のニックネームで全国に知られたあこがれの存在。子どもの意志に関係なく参加を申し込む親もあったほどだ。
森島さんは1年半前にも三条市で子どもたちにサッカー指導しており、今回も近所のお兄さんが子どもと遊ぶように体と言葉でコミュニケーションしながらミニゲームを中心に指導し、笑顔が絶えなかった。
芦沢さんは基本練習を中心に指導した。技術的なことばかりだけでなく、「心を開いて自分を解放することが大切」と気持ちのあり方も指導。「マウンドに立って好きな女の子の名前を叫ぶくらいじゃないと」には、子どもたちも照れ笑いだった。
野沢さんは、ほとんどの参加者が親しみがないラグビーをゲームを行いながら指導。戸惑う子どもが多いかと思われたが、予想外に子どもたちは熱中し、初めてのラグビー体験でそのおもしろさの一端を感じとっていた。
また、三条市は「スポチャレ7」を同時開催。チームで大縄跳び、フラフープ、ナシの皮むき競争など7種目を行って競うもので、次々と参加チームがやってきて手軽なスポーツの秋で汗を流していた。