ことしの最後の三条マルシェが絶好の秋晴れに恵まれた14日、三条市の大通りなど全長2.1キロを歩行者天国にして172店舗が241ブースに出店し、過去最多の9万8,000人もの人出でごった返した。
中央商店街の本町パーキング前から一ノ木戸商店街の端っこまで、さらに三条別院から続く本寺小路、昭栄通り、パルム跡地周辺が歩行者天国となり、中心市街地から車を閉め出して歩行者が道路を使い放題となった。
冬場を除いて毎月開かれている三条マルシェ。なかでも年の最後の10月は最大規模で開いており、今回は昨年の9万3,000人を上回る人出となり、通算来場者は54万4,600人と50万人を突破した。
これ以上ないというくらいの雲ひとつない快晴で、三条の最高気温は23.6度のさわやかな陽気。最も混雑した昼前は、車道は歩きにくいくらいで、先を急ぐ人は歩道を歩いていた。
いつもなら午後になると人出が落ち着くところだが、今回は午後になっても衰えなかった。前回9月17日の三条マルシェは台風接近で初めて中止に追い込まれたが、2カ月ぶりの開催に前回分も合わせたような人出だった。
6つのイベントステージも設けた。市外、県外からの出店も数多く、海外の料理を集めた国際ストリート、子どもたちによるフリーマーケットも。主催者、出店者、ボランティア、来場者らが一体となってつくる三条のアミューズメントパークは、さまざまな交流や目に見えない価値を生み出していた。