14日開かれた三条マルシェで、社長の特命を受けて社員が同僚を巻き込んで出店という、ユニークな出店があった。
この会社はパッケージ印刷専門の株式会社中央製版=三条市下大浦=。モツ煮200円、イカ焼き300円の2つのメニューで、20代がほとんどの8人の社員で初参戦した。
この日のために新調した黒地のオリジナルTシャツは、“ベルばら”風の漫画が描かれたもので仕事柄、デザインは朝飯前。彼女がいない2人の男性社員のために、出会いの場になることを願って店は「出会い食堂ちゅうお〜」と命名した。
みんなで大きな声で客を呼び込み、学園祭のようなノリで楽しみ、肝心の味も高評価だった。
リーダーは生産管理課長の今井大秋さん(23)=加茂市=。小林吾郎社長が以前から三条マルシェを気にしていて、今回は社員で力を合わせて出店するようにと特命を受け、社内で仲間を募り、メニューを考えることから企画が始まった。
今井さんは「イベントに参加するのが初めてで、いい勉強をさせてもらっている思う」と充実感を味わっていた。