燕市の「広報つばめ」10月15日号とあわせてその「子ども版」が完成。その製作にあたった市内小学校5、6年生の子ども記者13人の終了式が15日、市役所で行われた。
広報紙の「子ども版の」発行は昨年に続いて行ったもので、市内小学校5、6年生を対象に募集、応募した13人を子ども記者に任命。夏休みを中心とした取材を含めて7回の編集会議を開いて子ども版を作った。
3つグループに分かれて取材のテーマから決めた。テーマはそれぞれ、給食ができるまでの残った物がごみとなるまでの過程、給食の謎や給食を支えている人たち、地元国上山の自然の秘密。ことしはらパソコンを使った紙面作成を盛り込んだこともあり、編集会議は計画より1回増やした。
子ども版は「広報つばめ」と同じA4判で8ページ。「広報つばめ」と一緒に折り込み、真ん中のページだけ抜き取ると、子ども版になる。
終了式では、編集や取材のようすを撮影した写真を納めた子ども記者のファイル「活動の記録」を鈴木力市長から子ども記者一人ひとりに贈呈。子ども記者は、子ども版の紙面をプロジェクターで映して、プレゼンテーションも行った。
子ども記者をした感想について子どもたちは「割と楽しかった」、「違う学校の友達もできて良い経験になった。来年もやりたい」、「取材は楽しかったけど、編集のパソコンを打つのが結構、大変だった」、「カメラが思ったより重かった」、「簡単そうだったけど、自分でやってみるととても大変だった」などと話した。
保護者も「来年、妹が5年生なので機会があったらまたお願いしたい」と話す人も。鈴木力市長は「ぜひこの機会を君たちのこれからも学校生活にどんどん生かしてもらいたい」と期待していた。