13日に三条市内で2人が死亡する交通事故が発生し、三条署管内の交通事故による死者が昨年同期を2人上回る6人となったことなどから、三条署と三条市、三条市交通安全協会は14日から20日までの7日間、「交通死亡事故抑止緊急対策」を実施し、交通事故防止を呼びかけている。
同署管内の交通事故の状況は14日現在、発生件数は昨年に比べ24件減の310件、けが人は38人減の373人でいずれも減少していたが、死亡事故は5件で死者は昨年同期より2人増の6人。昨年1年間の死者5人をすでに1人上回った。
さらに、夕暮れが早まる10月以降に交通事故の多発する傾向があり、交通死亡事故の続発も懸念されることから緊急対策に取り組んだ。
三条署では、交通指導の取り締まりの強化、街頭監視活動の強化、赤色灯を付けたパトカーのパトロール、高齢者事故防止対策として13日に交通死亡事故が発生した下田地区での家庭訪問などを行っている。
ドライバーには、夕方早めのライト点灯と上向き・下向きのこまめな切替。運転者、同乗者とも必ずシートベルト、チャイルドシートを着用。歩行者と自転車には、夕暮れ時から夜間の外出時には明るい服装と夜光反射材を身に着けるよう呼びかけている。