ことしも燕市と東京ヤクルトスワローズとの交流・連携事業で誕生した「つば九郎米」の新米が発売され、19日は東京の表参道・新潟館ネスパスで行われた新米発売イベントに鈴木力市長と燕市PR隊鳥(長)のつば九郎、燕市PR大使のキラー・カンさんが来場して新米をPRした。
17日から20日までネスパスで開かれている燕市と燕市農業再生協議会主催で燕市の農産物などをアピールする「ときめき秋の陣 Part5」にあわせて開いた。熱烈なつば九郎のファンの来場が多く、午前9時から並ぶ人もあり、イベントが始まる正午には200人余りがネスパスの前に行列をつくる人気。店内は身動きできないほどの人でごった返した。
燕市農業再生協議会の江村隆平会長、鈴木燕市長、キラー・カンさん、つば九郎があいさつし、それぞれ燕市の洋食器の良さ、農産物のおいしさをアピールした。
そして、8月にネスパスで行われたキラー・カンさんの燕市PR大使任命セレモニーに「くびあらってまってろよ!」と挑戦状まがいのメッセージを寄せた大のプロレスファンのつば九郎が、ついに対決した。
と言っても対決は紙相撲だが、あなどるなかれ。それぞれのイラストが描かれた高さ約80センチもある巨大紙人形を使った迫力満点な紙相撲だ。名付けて「ドリームマッチ」。入場曲が流れないというハプニングがあったが、特設リングへの入場から行い、割れんばかりの拍手に迎えられた。
3本勝負を1回行う計画だったが、予想を上回る来場者で後ろの人からは対決が見えないため、来場者を入れ替え制にして2回対戦という大サービス。肝心の結果は、結果は2回ともつば九郎の2勝1敗で勝利し、大いに会場を盛り上げた。
その後、握手会を開き、キラー・カンさんの大きな手に感動したり、子どもがつば九郎のふわふわな手羽に喜んだり。来場者は新潟の郷土料理「のっぺ」を試食しながら燕の物産を手に取り、「つば九郎米」5kg入り(2,500円)は早々に売り切れていた。
5kg入りのほかに450g入り(500円)もある。ネットではJA越後中央直販サイトとスワローズHPのバナー広告から購入できるほか、店舗では道の駅「国上」と燕三条地場産業センターで販売。また、燕市の農業イベント、球団ファン感謝デイちらしによる注文販売も行う。