11月16、17の2日間、愛媛県松山市・マドンナスタジアムで開かれる第1回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球大会に燕市予選会を勝ち抜いて出場する吉田ジュニアクラブ(阿部龍星キャプテン)は22日、鈴木力市長を訪問した。
ヤクルトのキャンプ地の愛媛県松山市、沖縄県浦添市、宮崎県西都市と「つばめ」でヤクルトとコラボ事業を進める燕市の4市は、初めての交流事業として第1回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会を開き、4市の小学生が野球の試合を通じて交流する。
燕市では、大会出場チームを決めるため、10月1、2の2日間、吉田野球場で燕市予選会を開き、今年度の大会の成績から選抜した4チームによるトーナメントを行い、吉田ジュニアクラブが優勝した。決勝はスピリッツジュニアスポーツ少年団と対戦し、2-2の同点からエキストライニングの末、吉田ジュニアクラブが6-5で勝った。
鈴木市長訪問には吉田ジュニアクラブから交流大会に出場する登録選手の6年生15人と応援でベンチ入りする5年生2人、星野一好監督をはじめ指導者4人、保護者10人が訪れた。
キャプテンの6年生阿部龍星君(12)=燕市吉田=が「1年間、練習を頑張ってきたので、ごほうだと思って楽しんでプレーして四国でも大暴れしてきます」と話すと、鈴木市長は「ぜひ暴れてほしいです」と活躍を期待した。
鈴木市長は、ヤクルトから燕市の代表チーム用に届いた胸に「Swallows」とある真っ赤なユニホームを披露し、阿部君がさっそく試着。さらに鈴木市長がヤクルトの国内本塁打記録を更新したバレンティン選手のサインボールや宮本慎也選手の引退試合のボールを見せると、子どもたちは「おーっ!」と声を上げ、目を丸くして驚いていた。
鈴木市長が将来、何になりたいか質問すると、声をそろえたように「プロ野球選手」と答え、鈴木市長は「愚問だったかな…」と頭をかいたが、最後のひとりに「僕はラーメン屋です!」に大笑いするひとこまもあった。
また、鈴木市長は、スワローズカップの優勝カップは燕市内の企業が製作していることも明かし、「ぜひスワローズカップを燕市に里帰りさせるように」と求め、「けがのないように本番を迎えて練習の成果を発揮してください」と激励した。大会では16日に第一試合で松山市と浦添市、第二試合で西都市と燕市が対戦。翌17日は三位決定戦と決勝戦が行われる。登録選手と監督、コーチは次の通り。敬称略。