加茂市は24日、加茂市・JAにいがた南蒲須田地区選果場でグルメゆうパック「加茂の梨 新高(にいたか)」の出荷式を行い、旬の味覚を家庭に頒布する信越ふるさと会に全国から注文のあった加茂のナシ「新高」6,200箱余りの出荷を祝った。
「新高」は、1個の重さが700グラム前後で、大きいものは1キロ近くにもなる大玉のナシ。みずみずしい甘さとさわやかな歯ごたえが特徴。県内有数の果樹産地の加茂のナシは、2001年から「グルメゆうパック」の商品に採用されている。
ことしも10月の商品の1つとして、「新高」ナシ6玉4キロ入りのコースがカタログに掲載され、全国から6,200件余りの申し込みを受け付けた。その申し込み分を10月中旬ころから発送しはじめ、月末までに出荷を終える。
午後3時半からの出荷式では、斉藤保加茂市副市長をはじめ、JAにいがた南蒲の吉田清常務理事などJA関係者や生産者、来賓の日本郵便(株)加茂郵便局の清水清郵便部部長らが出席した。
斉藤副市長はあいさつで、大雨や台風など次々と変わる自然環境に、果物の出荷も心配していたが、無事にことしも出荷できると生産者の労をねぎらうとともに喜んだ。
また、姉妹都市の伊豆大島の台風被害にふれ、亡くなられた方の冥福を祈るとともに、行方不明者の一日も早い発見、被災された人へのお見舞いの気持ちを述べ、加茂市での支援状況について話し、出席者らにも協力を求めた。
式典後、出席者によるテープカットを行い、加茂産のナシを運ぶトラックのドライバーにJA職員から花束を贈った。この日は1,500箱を出荷。「おいしい加茂のナシを全国に届けてほしい」と願い、出発するトラックを拍手で見送った。