加茂市の小池清彦市長は25日午前10時から市役所で「県立加茂病院の全面建て替えに際しての再度の要望書」を泉田裕彦知事に提出したことについて記者会見し、前回9月に要望した産科の復活再開はじめ、全診療科への常勤医師配置などを加えたことを話した。
要望書の提出は、9月2日付の「県立加茂病院の建て替えに際して産科の復活再開を求める要望書」に続くもの。今回は、産科の復活再開に加えて、計画している診療科全科に常勤医師の配置、地域連携機能をもつ病院として加茂市3つの特別養護老人ホームそれぞれに週1回ずつ半日の患者の診察をと、大きく3つの要望を現状や必要性とともに書いた。
2回目の要望書の提出について小池市長は、「まずはとにかく産科の復活」であり、最初の要望書ではそのことだけを記したとし、今回はさらに2点を加えた根本的に重要な要望書との考えを示した。
さらに、加茂市の区長会が10月に「新潟県立加茂病院整備基本計画(案)に関する意見」としてパブリックコメントで同様の意見を述べていることや市議会も9月に副知事に要望したことも話し、加茂市の多くの要望であることもアピールした。
また、今回の提出の時期については、県立加茂病院の改築にあたって病院が今後果たすべき医療機能などを検討して整備基本計画を策定する「加茂病院全面改築検討委員会」が、31日に開く会議で基本計画の策定がされる予定とのことから、その前に提出したとした。