エースコック=大阪府吹田市=は28日、三条飲食店組合カレーラーメン部会などが監修したご当地カップめん「うまさぎっしり新潟 三条カレーラーメン」を全国発売した。
午後1時から燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」で三条市、三条飲食店組合カレーラーメン部会とともに会見。同社の村岡通雄常務、国定勇人三条市長、カレーラーメン部会の原雄三副部長ら出席し、発売を発表した。
「うまさぎっしり新潟 三条カレーラーメン」は、70年の歴史をもち、70店を超える店舗で提供されているという「三条カレーラーメン」を湯を入れて食べるタイプのタテ型カップめんで再現した。
チキンベースに数種類のスパイスを加え、魚介の旨みが効いたカレースープ。三条カレーラーメンの特徴のひとつ、ごろっとした大きめのジャガイモを入れ、かやくには、ほくほくした食感の少し大きめのポテトをはじめ、タマネギ、ニンジンなどを組み合わせた。めんは、スープのりのいい丸タイプ。
パッケージは、カレーや温かさをイメージしたオレンジ色をベースに、同ラーメンの写真の上に「三条カレーラーメン」の文字を配した。
さらに、「うまさぎっしり新潟」のロゴと三条飲食店組合の赤と黒の「三条カレーラーメン」のロゴ、新潟県観光協会のキャッチフレーズ「うまさぎっしり新潟」とロゴマーク、燕三条ラーメン王国のキャラクター「燕三条ラーメン's」の「カーレー」くんと「ラメン」ちゃんのイラストも入る。小売希望価格は1個170円。
ことし2月に同社社員が企画、三条市役所に商品化をしたいと訪れ、三条飲食店組合のカレーラーメン部会に意見をもらいながら試作を繰り返し、完成した。
同社はこれまで、爆発的に売れたという「新潟産コシヒカリ」の米粉を使った即席袋めんの販売で新潟県庁とつながりをもったことがきっかけで、ご当地グルメが人気を集めるなかで「三条カレーラーメン」に注目した。
また、県の観光も担当した大野裕夫前副知事の名刺に新潟5大ラーメンとして写真入りで紹介してあったことで、本県のラーメンを知る大きなきっかけとなったという。
カレーラーメン部会の原副部長は、カップめんの完成度の高さに驚いたと言い、「三条カレーラーメンを店で食べた人がカップめんを、カップめんを食べた人が今度は店で食べてもらえたら」と相乗効果に期待し、「応援をよろしくお願いします」と話していた。