燕市の水道の塔が「燕市旧配水場配水塔」として国の登録有形文化財に登録されたのを記念して、燕市は11月3日午前10時から燕市総合文化センターで開く登録有形文化財プレートお披露目会に続いて10時40分から平山育男教授記念講演会を開くので、広く参加を呼びかけている。
記念講演会の講師は、長岡造形大学の平山育男教授。1960 年生まれで早稲田大学大学院理工学研究科を卒業。専門は建築史だが住居史、民家史、近世社寺建築、文化財の保存・修復も研究課題とする。長岡市旧浄水場の予備発電機室の保存問題をきっかけに水道施設にのめり込み、以来、国内各地に立つ戦前期の配水塔を見て回り、それらを収録した著書『配水塔』もある。
燕市の水道の塔の登録有形文化財への登録に向けた調査にもあたった。記念講演会のテーマは「旧配水場配水塔はどのように設計されたのか?今、明かされるデザインの秘密」。燕市では3年前に開かれた「水道の塔」の集いで、「『配水塔』は何故背が高いのか?」のテーマでは講演して以来。今回はより燕市の水道の塔にしぼった踏み込んだ内容となりそうだ。
講演は11時半まで。参加費無料で定員60人。参加したい人は事前に燕市教育委員会生涯学習課へ電話(0256-63-7002)で申し込む。