鈴木力燕市長は31日、定例記者会見を行い、2020年の東京五輪に向けた「つばめオリンピックプロジェクト」の始動など6項目で発表した。
東京五輪の選手村には1万7,000人が訪れると言われ、五輪の機会をとらえて燕市の産業のブランドを発信、ビジネスに結びつけるとともに、国家プロジェクトの五輪になんらかの貢献をしようと、行政をはじめ市内の業界団体が一致団結して東京五輪への取り組みとしてプロジェクトを立ち上げる。
燕市と日本金属洋食器工業組合、日本金属ハウスウェア工業組合、協同組合つばめ物流センターの3つの業界団体、燕商工会議所と吉田、分水の商工会のそれぞれ代表を委員に構成。11月中に第1回の会議を開き、来年2月に東京五輪の組織委員会が立ち上がった段階で「何らかの提案やプレゼンテーションができるように中身を11月以降、1、2カ月かけて検討していきたい」、「品質の高い燕製品を積極的に提案していく」(鈴木市長)。
一昨年、新潟で開かれたインタハイのメダルを燕の企業が取り組んでおり、「メダルも含めて金属加工の技術を生かせる分野についてさまざまな提案ができないかと委員会で検討したい」。また、「カトラリー検定で東京都内でのレストランやホテルで受検していただいて、カトラリーの知識なりテーブルマナーの知識をもった店が広く外国から来た人をもてなす」といったアイデアを鈴木市長を話した。発表した6項目は次の通り。