福島県南相馬市の桜井勝延市長は、東日本大震災の災害復旧や復興の手伝いなどで職員を派遣する県内の自治体を訪れており、30日午後から三条市を訪れて国定勇人市長に面会し、感謝とともに引き続きの派遣を要望した。
三条市は2012年4月1日付で情報政策課と税務課の2人の男性職員を派遣している。桜井市長は午後1時半に市役所を訪れた。国定市長との面会は、冒頭の写真撮影のあとは非公開で行われ、30分余りの面会後に桜井市長が取材に応じた。
桜井市長は、国定市長に南相馬市の現状や三条市の2人の職員の現状などを話し、「われわれの職員はまだまだ不足しており、復旧に多くの職員を必要とするときがあって、可能であれば、引き続き職員派遣をお願いしたいと話させてもらいました」。
さらに、「今、来ていただいている2人は2年目で慣れてきているところもあるが、同じ職員であるかどうかは別として行政職員であれば支援は可能だとお話をいただいた」、「彼らの働きぶりと、引き続きの南相馬市の復興に対して、国定市長が何とかしたいという思いをいただいたので、引き続きのお願いをさせていただいた」と話した。
桜井市長は午前中に燕市を訪れており、このあと糸魚川市に向かった。その後、県内は上越市や小千谷市、富山県を訪れる予定としていた。