9月に東京都などで開かれた第68回国民体育大会「スポーツ祭東京2013」の銃剣道競技で優勝した三条商業高等学校の銃剣道部の3選手が30日、三条市長に優勝を報告した。
国体の銃剣道競技少年男子で第1位を勝ち取ったのは、同校3年の主将・大谷竜輝選手=三条市長沢=、渡辺健斗選手=同市飯田=、高井洸太選手=見附市福島=の3人。
午前9時に、国体の長谷川元監督、顧問の滝沢元気教諭、鈴木栄一校長とともに三条市役所を訪れ、国定勇人市長に1位の賞状を見せながら結果を報告した。
同大会では、準決勝は岩手に勝ち、決勝は北海道と対戦。先鋒の渡辺選手が先勝し、中堅の高井選手が惜しくも敗れたものの、大将の大谷選手が勝って、優勝を決めた。
渡辺選手は、「去年は神奈川と当たり、大将だったが最後に負けてしまって、ほとんど俺のせい。今回は自分が頑張らなくてはと戦い、(勝って)後ろに回すことができて本当にうれしかった」。
大谷選手は、「去年は相手の3年生に歯が立たずにすぐ負けてしまい、このままではダメだ。部長としても、1人の選手としても」という気持ちで練習を重ねたと言い、リラックスして試合に臨め、気持ちでは負けず、落ち着いて試合ができたと振り返り、「頑張ってきたことが結果につながってうれしかった」。
高井選手は、「昨年は決勝で勝ったものの、ことしは負けてしまったが、優勝できてよかった」。それぞれの選手が、優勝できたことについて、「先生方を信じてきてよかった」と指導者らに感謝の言葉を口にしていた。
銃剣道を始めたきっかけについて質問され、大谷選手と渡辺選手は2人とも下田中学校時代から剣道部だったことから先生に誘われたと話し、高井選手は今町中学校時代はソフトテニス部で経験はなかったが、やはり先生に誘われてと話し、「最初は、初めてで難しかった」。国定市長は「よくやったね。頂点だよ」と栄誉を称え、高校生の活躍を喜んだ。