燕市・島上地区まちづくり協議会(下村伴蔵会長)は、昨年に続いて燕市PR大使でフルート奏者の本宮宏美さん(29)を迎えて3日、地元の燕市立島上小学校で第2回秋の音楽会を開き、ことしは地元の分水太鼓(小林常夫会長)の和太鼓も出演し、フルートと和太鼓という意欲的な共演も披露された。
第1部が分水太鼓、第3部が本宮さんのシャイニング・ブルース・バンドとの演奏で、その間の第2部で共演した。共演は、本宮さんのオリジナル曲「息吹」と「ケヤキ通り」、それに分水太鼓持ち曲の「江河」の3曲を演奏した。
なかでも注目だったのが「江河」。もともと篠笛のパートがある曲だが、本宮さんはあえて篠笛を聞かずに太鼓の音だけを聞いて自分でメロディーを1カ月を費やして創作した。
演奏会はでは、先にオリジナルの「江河」を分水太鼓で演奏してから、今度は本宮さんと共演。本宮さんの紡いだメロディーは、和とも洋とも言えないような無国籍なテイストで、「江河」をまったく新しいイメージの曲に再構成してみせた。
来場した約150人は秋の1日、音で体を感じる迫力の和太鼓の響きと会場の空気を変えるような本宮さんが奏でるフルートの調べにうっとりして、生の音楽を堪能していた。