「文化の日」の三条市表彰式で長年にわたる市政の進展や産業の振興に功労のあった115人と9団体を表彰 (2013.11.5)

「文化の日」の3日、三条市は三条市中央公民館で平成25年度三条市表彰式を行い、長年にわたって市政の進展や産業の振興に功労のあった115人と9団体を表彰した。

「文化の日」の3日行われた平成25年度三条市表彰式

三条市表彰審査会の審査結果に基づいた地方自治功労や社会福祉功労、産業功労など10分野と市長がとくに必要と認めた特別表彰の合わせて11分野で表彰。今年度は、10の分野の功労者と特別表彰1団体の計115人と9団体を表彰。

特別表彰は、伊勢神宮の本年2013年の第61回式年遷宮の金具類の製造、納入などにより「産地のイメージアップ、伝統地場産業の振興に多大な貢献」の功績が評価された協同組合三条工業会を表彰した。

午前9時からの表彰式には87人が出席。紅白のリボンを胸につけた被表彰者は1人ずつ名前を呼ばれると、「日の丸」と市旗が掲げられ、赤いカーペットの敷かれたステージに登壇。緊張した表情で国定勇人市長から表彰状と記念品を受けた。

式辞を述べる国定市長

式辞で国定市長は、それぞれの功労に礼を述べるとともに、陰で支えた家族に敬意を表した。さらに、特別表彰とした三条工業会の功績にふれるようなかたちで「全国有数の金属加工業の集積地である三条市はいわずと知れたものづくりの町。このものづくりの技術は先人たちのたゆまぬ努力により磨き上げられ、時代とともに進化し、今日に至るものであり、その連綿と続く技術力の高さは、ことし伊勢神宮で行なわれた式年遷宮において三条市の和釘や金具類が用いられたことに象徴されるように、まさに三条市の誇りであり宝物であります」。

また、「本日表彰を受けられます皆さまをはじめとしてすぐれた人材や地域にしっかりと根付いた地場産業、農業基盤、自然、歴史など他に誇れるかけがえのない多くの宝物を有しております。三条市ならではの宝物をいっそう磨き上げ、時代を担う子どもたちにしっかりと受け継いでいきたい」と考えを示し、引き続き豊富な経験と深い見識に基づく助言をと願った。