日本水彩画会中越支部(藤田一寛支部長)は、15日まで三条市大野畑、済生会三条病院で「下田を描く小品展」を開いており、10月6日に三条市の下田郷で開いた写生会でスケッチし、仕上げた会員の作品を展示している。
日本水彩画会は全国組織の水彩画グループで、中越支部は長岡市を中心に約40人の会員がある。年に1回、主に長岡市内で作品展を開き、長岡エリアで日帰りの写生会を開いている。
三条市内での作品展は今回が初めてで、下田郷での写生会で描いた作品を展示しようとセットで企画。会員以外の参加も呼びかけたところ、約50人もが参加し、奇勝八木ヶ鼻や北五百川の集落や川の流れを描いたひとり1点、計28点を展示している。
展示作業は、地元三条市に住む日本水彩画会会友で中越支部副支部長の内山泰介さん(71)=南四日町1=が担当。50歳のころから絵筆をとり、油絵を始め、まもなく水彩画教室で水彩画家宇賀治徹男さん(80)=三条市柳場新田=に師事した。
中越支部は三条市の会員が少なく、三条市で小品展を開くことについて内山さんは「中越支部の活動をPRするため、三条や見附でもやっていこうと」。作品の展示作業を進めながら「同じ場所を描いているのに、いろいろなとらえ方があるのがおもしろい」と話していた。