三条市青少年育成市民会議は、9日午前9時20分から三条市中央公民館で第9回私のメッセージ三条市小学生大会を開き、市内すべての24小学校の代表児童1人ずつ、24人がそれぞれの思いを発表した。
子どもたちが何を思い、考えているのかを理解しようと、旧三条市が毎年開いてきた「小学生の意見発表会」を引き継ぎ、合併後は今の名称に変えて開いて9回目、通算24回を数えた。
今回も代表児童はすべて6年生で、ふだんの生活や体験や出来事から考えたことをそれぞれ5分ほどにまとめ、意見として発表。順位などは決めず、発表者全員に賞状とメダルを贈った。
発表のテーマは、将来の夢や就きたい職業について、スポーツや学校、友だちや家族とのかかわり、おとなに向けてのメッセージなど自分たちの住む地域から世界や地球のことなど幅広い。
児童は大きな紅白のリボンを胸につけてステージに立ち、原稿をほとんど見ないで話したりして、それぞれが堂々と発表。会場の来賓や家族など、児童の頑張りや夢、考えている事などに感心し、発表が終わるたびに大きな拍手を送っていた。
観客は児童の家族や学校長、主催団体の関係者が多く、会場にいた人のなかには、「すばらしい発表ばかり。もっと大勢の人に聴いてもらえたらいいのにね」と残念そうに話す人もいた。児童たちの意見は、今後、文集にまとめられ、各学校などに配布される。発表者の名前、学校、学年、性別、題名は次の通り。敬称略。
- 泉田あやの(須頃小6年・女)「夢に向かって」
- 藤田諒(一ノ木戸小6年・男)「「合唱で学んだこと」」
- 前田芙紀(飯田小6年・女)「差別をなくすことの大切さについて」
- 小柳えりか(森町小6年・女)「食料不足に苦しむ子どもたちのために」
- 長谷川あずさ(井栗小6年・女)「おじいちゃんに教えてもらったこと」
- 加藤禎孝(上林小6年・男)「ぼくにとっての平和」
- 大坂彩乃(大面小6年・女)「「平和」って?」
- 坂井友美(栄中央小6年・女)「タバコを吸う大人のみなさんへ」
- 原田采世(三条小6年・女)「地域の人とつながり、笑顔あふれる三条小」
- 小菅百々華(西鱈田小6年・女)「言葉の力」
- 西潟芙美子(月岡小6年・女)「かけがえのない宝物」
- 諸我菜摘(南小6年・女)「閉校をむかえる南小への思い」
- 瀧澤呉羽(大崎小6年・女)「140回目の卒業生として」
- ?野真優樹(大島小6年・女)「挑戦の先にあるものは」
- 佐野綺音(条南小6年・女)「私の夢」
- 酒井実夢(旭小6年・女)「夢に向かって」
- 藤田宇飛(長沢小6年・男)「夢は看護師」
- 競拓巳(荒沢小6年・男)「ぼくにとっての野球」
- 佐藤真湖(四日町小6年・女)「平和につながる小さな一歩」
- 五十嵐優伽(裏館小6年・女)「全力で支え合う」
- 芳賀里音(大浦小6年・女)「『心のとびらを』」
- 高橋佳大(栄北小6年・男)「ぼくにとっての平和」
- 目黒くるみ(笹岡小6年・女)「「平和」と食糧問題」
- 本田莉子(保内小6年・女)「愛犬ライラから学んだこと」